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【今週の読書から】内田樹著『下流志向』ほか

おはようございます。ブログを書くモチベーションが下がり気味の零細ブロガー、すずきです。ようこそお越しくださいました。今年に入って、2冊めを読了いたしましたので、簡単にまとめておきたいと思います。

 読書メーター

度々ブログで書いていることですが、ぼくは「読書メーター」という、読書の記録・管理サイトを使っています。今回は、そこに書いたことを中心に書くつもりです。

 

bookmeter.com

 

「社会を変える」を仕事にする

今年に入って読了した1冊目は、病児保育等の事業展開をしているNPO法人・フローレンスの駒崎弘樹さんが書かれた『「社会を変える」を仕事にする』です。 

 

「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫)

「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫)

 

 

以下は読書メーターに記載した感想です。

社会の動きの「最先端」について書かれている本にとっては、7年という歳月は大きい。フローレンスを取り巻く状況もずいぶんと変わったことだろう。ぜひ、「後日譚」を読みたいものである。「上流で赤子を川に落とす男(=社会構造のたとえ)と、下流でそれを一人一人救っている男(=問題解決にあたっている人々のたとえ)」の話は示唆に富む。問題を生み出している「社会構造」と、そのあり方・存在への無知・無関心が「問題」を生み出し続けていることにこそ、注意を払いたいと思った。

 

以前、「ロビイング」についての新書を読んだこともあるのですが、ぼくたちが「社会」に参加するのは、仕事や投票、デモなどを通じたもの以外の回路もあるということに示唆を得ることができました。

下流志向

2冊めとして読んだのが、内田樹さんの2007年刊(文庫化は2009年)の著作『下流志向』です。

 

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)

 

 

ここでも、読書メーターでの感想をあげておきます。

ぼくは、政治には政治の、教育には教育の「固有の原理」というものがあると思っているのだけれども、この本(2005年の講演が元になっている)が指摘しているように、過度に新自由主義的な経済原理が日本中に浸透していることは、この社会にとって不幸なことであると思っている。この本が世に出て既に10年、内田氏らを驚愕させた子どもや学生らも年を重ねて社会の中心を成しつつある。その世代が変わらなかったらと思うと、ゾッとする。ぼくたちは、人が育つということは「よいこと」だということについてもっと考えないといけない。

 

内田さんは、「『賢い』消費者」として立ち振る舞うことを、幼いころから身体化してしまった世代の行動原則についての懸念を、一貫して訴えています。この本もそうしたうちの1冊です。

2冊に共通しているのは、「この社会を、何とかよくしていきたい」という強い念願です。今年も、こうした本に学びながらの1年にしていきたいと思っています。

 

すずきしょうじ

 

 

 

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