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読書メーター:12月度の「まとめ」

こんばんは。零細ブロガー、すずきです。

今回は「読書メーター」に書き込んだ、2017年12月度読了分の簡単な感想の「まとめ」をお届けします。1冊だけ挙げよと問われたら、やはり先日もブログに書いた、『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)としたいと思います。

 

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12月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2249
ナイス数:1310

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え感想
【2回目】これは心理「学」なのだろうか。人間「観」や幸福「観」を問う、「思想」なのではなかろうか。ただし、実践するとなると、かなりの困難を伴うだろう。気に入ったところを部分的に採用するということは不可能で、丸ごと飲み込むか、全面的に拒否するしかないのではないか。大ベストセラーとなり、続編『幸福になる勇気』まで出版されたが、少なくとも周囲を見渡す限り、「この人、アドラーの影響受けたな」という人はいないし、この社会も変わっていない。要は、まだ受容されていないということだろう。ああ、書き足りないや。
読了日:12月04日 著者:岸見 一郎,古賀 史健


新版 クラシックCDの名盤 (文春新書)新版 クラシックCDの名盤 (文春新書)感想
【1回目】ブログで紹介しようと思っていた6曲分の記述を読んで失望し、トイレ本決定。もう読んじゃったことにする。こんな本が出されたり、売れたり、権威づけられたりしているようでは、若いファンはどんどんクラシックから離れていってしまう。出てくる演奏家は、大抵が物故者で、クラシック音楽界の「今」をまるで感じさせてくれない。買わなきゃよかった。
読了日:12月06日 著者:宇野 功芳,福島 章恭,中野 雄


世界でいちばん貧しくて美しいオーケストラ: エル・システマの奇跡世界でいちばん貧しくて美しいオーケストラ: エル・システマの奇跡感想
【1回目】ベネズエラの経済学者・政治家にして音楽家でもある、ホセ・アントニオ・アヴレウ氏のヴィジョンが、シモン・ボリバル(中南米をスペインから独立させた英雄と称えられる)交響楽団、指揮者グスターボ・ドゥダメルの輩出として注目を浴びるまでを丹念に描く。「社会の底辺(と言っていいのなら)」の子どもたちが、オーケストラの一員として世界で喝采を浴びるまで40年。アブレウ氏が掲げていたのは、音楽を通じて「コミュニティ」に参画できるようにすることだった。筆致が熱い。その後を追った「増補版」を期待したい。
読了日:12月20日 著者:トリシア タンストール


モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)感想
【1回目】本来、ぼくのような「乾いた世代」(50~60代)が読む場合では、「乾けない世代」(20~30代)を理解するための本なんだろうと思う。だけども、ぼくは『乾けていない」と思っている。その意味では、ずいぶんと励まされた気がする。自分の「好き」を人からの「ありがとう」につなげていこうとしてきた筆者の姿勢に共感する。
読了日:12月22日 著者:尾原 和啓


初心者でもOK! Kindle Unlimitedの始め方、使い方初心者でもOK! Kindle Unlimitedの始め方、使い方感想
【1回目】パンレット程度の内容。普通に使えている人は、読む必要は全くない。
読了日:12月26日 著者:IT研究会


言葉の羅針盤言葉の羅針盤感想
【1回目】Eテレ「100分de名著」(『苦海浄土』の回)を見、たちまち虜となってしまった著者の近作。どのような生き方をしていたら、こんなにも「生」の深淵を覗き込み、「コトバ」や「文字」が「いのち」に根ざしているのかについての思索を深めることができるのだろうか。おこがましいことだが、ぼくの考えが若松さんのそれと共振している部分がいくつかあった。他の読者も、きっとそうした感慨を覚えているに違いないと思う。現在、河合隼雄氏についての連載をされているが、単行本化が待ち遠しい。
読了日:12月26日 著者:若松 英輔


君たちはどう生きるか (岩波文庫)君たちはどう生きるか (岩波文庫)感想
【1回目】文庫化当初に読んではいるが、便宜上「1回目」とする。1937年という時代に書かれていたことに、まず恐れ入った。主人公のコペル君を始めとする登場人物が、あまりにも「活き活きと」しているからである。これを読んでいて、ケストナーの『飛ぶ教室』を思い起こしてしまった。あと感じたのは、「少年の成長」には、謎めいた「おじさん」の存在が不可欠なのではないかということ。これは人類学的な研究の蓄積もあるようだが、それを述べる力はぼくにはない。もう少し書きたいがここまでにする。気が向いたら、ブログに書こうと思う。
読了日:12月28日 著者:吉野 源三郎


アリエリー教授の「行動経済学」入門 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)アリエリー教授の「行動経済学」入門 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
【1回目】「行動『経済学』」と銘打たれているが、どちらかと言えば心理学、社会心理学に近い印象を受けた。人間が行動を変化させるのには、どのような要因があるのかを追求する学問なのかなあというのが第一印象。それは、世界を良くしていくために、まず自らの行動原理を知ろうという著者の基本的な考えから発しているのではないかと感じた。かなり急ぎ足で読んだためか、丁寧な理解ができていない。少し他の「行動経済学」の本も読んでみたいなあと思わせてくれた。年末だけど、読めてよかったと思います。
読了日:12月29日 著者:ダン・アリエリー


専業主婦は2億円損をする専業主婦は2億円損をする感想
【1回目】ひどい社会を前提にして、「みんな」が幸福になれずとも「自分」が幸福になるための戦略を練ろうというのが本書の主題。「専業主婦希望者が3割」という調査を不審に思った女性編集者の思いから産まれたものだ。タイトルがいささか「あらら」といった感じなのだが、書かれていることは思っている以上にマトモなものだった。「生涯現役・共働き」こそが、「最強」の生き方だと提案している。ぼくは独居なので、家族とともに暮らす豊かさも大変さも知らないが、病気にかからなかった人生をやり直せるなら、その線を狙って行きたいと思う。
読了日:12月30日 著者:橘 玲

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すずきしょうじ

 

 

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